就活生

【就活生へのメッセージ】会社を絞り込む大切な3つの視点

就職活動中の皆さん、こんにちは! ロスジェネホテルマンのかつひろです!
前代未聞のコロナ禍の中、対面での面接も許されない不自由な環境下で就職活動をされている皆さん 本当にお疲れ様です。

よりによってこんな時期に就職活動をしなければならない自分ってなんて運が悪いんだろう?って自虐的になって、気持ちもネガティブになっている方も多い事でしょう。

ご安心ください!人生とは山あり谷ありです。そして朝の来ない夜はない、出口のないトンネルなぞありません。  前向きに頑張って行きましょう。

目指す方向性は決めて就職活動は順調に進めているけれど、どう優先順位をつけて会社を絞り込んでいけばいいんだろう? 迷ってしまうなあ。
エントリーした会社での採用審査が複数進んでいるんだけど、最終どの会社が自分に合っているのかがわからない。

というような就活生の方も多いのではないでしょうか?
この記事ではそんな方々の疑問にお答えします。

上場企業でのサラリーマン歴が20年ありそしてその後脱サラまで社会人の酸いも甘いも経験し尽くした私だからこそお伝えできる、『今の時代に即したキャリア』の第1歩である就職における会社選びについてアドバイスさせていただきます。

結論、会社は『社長』、『自己の成長』、『相性』の3つの視点で選びましょう!

視点その①:会社の社長を徹底的に観察しよう
視点その②:給与ではなく『自己の成長』を重視しよう
視点その③:最後は相性です

視点その①:会社の社長を徹底的に観察しよう

「一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ」という故事成語をご存じでしょうか?
蘇老泉の「管仲論」にある言葉です。
簡単に説明すると国であろうと会社組織であろうと「たった1人の能力ある人物」によって栄え、「たった一人の愚者」によって滅んでしまう。それだけ1人の力とは皆さんが想像してる以上に大きいという意味です。大きいというよりもすべてと言ってもいいでしょう。

一見、会社組織は大勢の社員で成り立っているのだから、1人の社長なんか誰がやってもその他大勢の社員が安定してれば全体に及ぼす影響なんてたかが知れていると思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。

今、世界で知らない人がいないというくらい巨大な米国の企業であるGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)は才能ある1人の人間の力によって会社がここまで大きく成長しました。日本でいえばソフトバンクの孫正義さん、ユニクロの柳井正さんも類まれなる個の力で会社を大きくしてきました。

もちろん1人では事業は進められませんので彼らの下で働く多くの社員が、業務を遂行したわけですが、才能ある彼らだからこそ今の会社の地位まで築き上げることができたのであって、他の誰かでは絶対に成しえなかったことです。逆に1人のリーダーが変わることによって国が亡ぶように業績が急落することはよく聞くお話です。

ですので、皆様が今検討されている会社もトップである社長をよく観察する事で今の会社と今後数年の会社の方向性や勢いを予測することが大切です。

社長を観察する際のポイントとして「社長の外見と言葉」をしっかりチェックしてください。

社長の表情にはこれまでの経験を通じて培った人間の器が、服装や髪型などからは社長のセンスやこだわりがにじみ出てきているはずです。外見だけで全てがわかるわけではないですがよくよく観察すれば社長を理解するうえで多くのヒントが隠されています。

次に「言葉」ですが、社長の発する言葉に「社長の考え」が凝縮されています。会社のホームページにある社長の理念、ビジョンはもうすでにチェックされていると思いますが、動画等が確認できればよりいいですし、実際に生の人間を見る事ができればより感じとれるものが非常に大きいはずです。自分の行きたい会社のトップである社長がその会社の企業文化、社風、社員の行動、将来の方向性の全てを決めているということを肝に銘じてください。

視点その②:給与ではなく『自己の成長』を重視する

私が就職活動をしていたころ(97年)は終身雇用制と年功序列賃金制に基づく新卒一括採用というのが常識でおそらく大部分の就活生が入社から定年まで1社で働き遂げる事を考えて就職活動を行っていました。

今も根強くこの慣例は残っているものの、今後10年でこれらの日本型雇用システムが大きく変わってくることは間違いないでしょう。なぜなら、この日本型雇用システムが足かせとなり欧米やアジア各国の企業に遅れを取り始めてるからです。今の雇用システムでは人の能力をうまく活用できていないと言えます。 今後は年齢や経験に関わらずより、業務の専門性に重きを置いた雇用体系と変わっていく事でしょう。働いている年数に関係なくその人が持つスキルや価値に重きを置くような雇用体系、賃金体系へと徐々にシフトしていきます。

ですので、就活生はまず3年間のスパンにおいては賃金というよりも、「自己が成長できる会社かどうか?」をしっかり見極めてください。ここでいう3年というのは3年間何があっても続けましょうという意味ではなく、定年までという長いスパンで会社を見極めるのは難しくても「3年間で成長できるか?」という視点であれば力を抜いて冷静に会社を見れると思います。

3年間自己成長できた先にあなたのスキルは大きく成長し、引き続き同じ会社に勤めるにせよ、転職するにせよ、はたまた独立するにせよあなたの価値は格段に上がり、必然的にどこで働いていてももらえる給与は上がっているはずです。

視点その③:最後は相性です。

最後の最後に「相性」って なんて適当な!と思われるかもしれませんが、実はこれ一番正確な判断基準なのかもしれません。

よく、就職は結婚に例えられることがありますが、結婚をする際に頭で論理的にA+B=Cだから結婚するという方程式のような論理で結婚する人はいないでしょう!?何となくフィーリングが合うとか一緒にいて居心地がいいなど感覚的な要素がかなり大きいはずです。

会社も実は同じで、あなたがこれまでの人生経験の中で培ったセンサーが無意識に会社を分析し感じ取って判断しています。 それは最初に会った人事の担当者のイメージからかもしれません。会社を訪問した際の社員の方の表情、オフィスの雰囲気、電話でのやり取りなどもあることでしょう。そういったところから会社との相性を身体全体で感じ取っています。
頭で考える事も大切ですが、感覚的に会社に感じる何かもあなたの価値観からくるとても大切な要素です。最後の最後迷った時はご自身の直感に従い心が引かれる方を選ぶのも正しい判断です。

逆を言うと自分が相性がいいと感じていれば相手の会社もあなたに好印象を持っている事がほとんどです。

最後は「相性」というとても直感的な判断基準かと思われるかもしれませんが、私も何十社を就職活動で訪問しましたが、自分の希望が強い会社が必ずしも相性がいいとは限らず、訪問してみたけど何か違和感やしっくりこない感じがして、そういう時はやはり縁がないという結果が多かったものです。

まとめ

今後就職活動が本格化し複数の可能性のある会社から絞り込んで、最終的には1つの会社に決めなければなりません。私も当時は人生経験も乏しく、就職から定年まで1つの会社というのが当たり前の時代でしたし、サラリーマン以外の働き方の選択肢も少なかったので、頭で考えれば考えるほど視野が狭くなり余計に迷って決められないという負のループに陥ってしまってました。

しかし、今は早い時期の転職も当たり前ですし、若くしての起業やフリーランスも年々増えていっています。今後は根本から働き方が大きく変わり、多様化してくることは間違いありません。

あまり遠くを見過ぎず、『社長からその会社の本質を見極め、3年間自分が成長できる経験をさせてもらえそうな、相性が合う会社』という視点で、引き続き就職活動を粘り強く進めてください。

心より応援しています!

  • この記事を書いた人

かつひろ

人生の『セカンドステージの歩き方』をテーマとして、人生の大きな方向転換を考えている方々に向けて、コンテンツを発信していきます!

-就活生

© 2025 かつひろのブログ Powered by AFFINGER5