中国語

【真実】中国語(普通話)は難しくありません【経験談】

中国語を勉強しようか迷ってる人
中国ってこれからまだまだ発展するし、中国語圏って世界でも広いから、中国語でも勉強しようかな? 中国語って難しいってよく聞くけどいったいどうなんだろう? 経験者の意見が聞きたいなあ。

 

こういった疑問にお答えします!

☑本記事の内容

 ■中国語はそれほど難しくない。【経験談】

 ■中国語が難しいと感じるのはなぜか?【イメージ】

 ■中国語習得のコツ【さわりだけ】

 ■まとめ

 

かつひろ
この記事を書いている私は、中国に14年間の駐在経験があり、HSK7級(旧制度)を取得し、ビジネスでの交渉でも普通に話しています。妻も中国北京の出身ですので、かなり信ぴょう性のあるお話ができると思います。

 

中国語(普通話)はそれほど難しくないお話【経験談】

 

いきなり中国語の習得は『簡単です』というと、うそくさく聞こえてしまうかもしえません。中国語はもちろん、どこの異国の言葉でも習得するのは簡単なことではありません。

ただ、中国語は私たちが持っているイメージほど難しくないというのが中国語を習得した私のホンネであり、事実です。 

 

この記事ではそういったお話をまとめています。

 

※この記事でいう中国語とは中国の標準語である、「普通話」の事を指します。

 

中国語が難しくない理由3つ

 理由その①:日本は中国の漢字を使っているから

 理由その②:文法が英語ほど難しくないから

 理由その③:中国人もみんなが上手に普通話を話せるわけではないから

 

✅理由その①:日本は中国の漢字を使っているから

当たり前ですが、中国語は漢字を使用します。というか、漢字自体が中国から日本に伝わったもので、中国の普通話で使われているのは漢字の中でも簡略化された簡体字と言われるもので、日本人で漢字を知っていれば簡単にイメージができます。

 

中国語で一般的に使われるの70%以上が日本で使われている漢字と同じ漢字であると言われています。

 

中国で駐在をする直前の10か月ほど、北京の大学で語学の勉強をさせていただいてましたが、クラスメートの欧米人達は当然ですが漢字に接するのが初めてですのでチンプンカンプンなわけです。 その点日本人は読めなくても漢字で多くのことがイメージできるので非常になじみがあって学ぶのに優位性の高い言語と言えます。

実際中国の街を歩いていて、漢字で書かれた看板を見ているとおおよそ何を書いているかがわかります。

 

✅理由その②:文法が英語ほど難しくないから

中国語の文法は英語に似ています。厳密に言うと文型がよく似ています。

 

例えば日本語の『私は(S)あなたを(O)愛しています。(V)』

   中国語では『我(S)爱(V)你(O)』

   英語では 『I(S)LOVE(V)YOU(O)』

 

日本語は『S・O・V』ですが、英語と中国語では『S・V・O』という文型になります。

 

これは一例にすぎませんが、その他全般でも中国語の文法はは英語にかなり近いです。

 

ただし、中国語は英語ほどがちがちでロジカルで固まった文法ではありません。

 

英語は合理的な民族の特性から生み出された非常にロジカルな言葉です。それに比べると中国語はある程度フレキシブルに順番を入れ替えたり、省略しても余りうるさくありません。

 

つまり、日本人は漢字を知っていて、英語も学生時代に勉強しているので知識としては日常会話レベルを持ち合わせているので、日本人にとって中国語は非常に頭に入りやすい、飲み込みやすい言語だと言えます。

 

✅理由その③:中国人もみんなが上手に普通話を話せるわけではないから

私が最初に中国語の環境に身をおいたのは中国普通語圏の北京でしたので、北京の皆さんは日本のテレビでよく出てくる中国アナウンサーの女性のようにすごいスピードで綺麗に話す人ばかりでした。(もちろん北京語という独特のなまりの強い方もたくさんおられましたが)

 

その後上海や成都に住んだ時や南の広州に出張に行って驚いたのが皆さんの普通話がめちゃくちゃへたくそだったことです。

一瞬『俺の方がうまいかも?』て思っちゃうくらいでした。笑

 

それもそのはず、中国には56の民族がありそれと同じだけの方言(言語)があるわけですから、普通話をホームとしない方にとってみれば、ある意味外国語であり、日本でいえば東京の人が大阪弁を話そうとする事どころの差ではない大きな違いや難しさがあるわけです。

 

中国語=普通話というのは、中国の北方の言葉を基本としているからです。

 

ですので、中国の大部分で話される中国語(普通語)は発音や文法もめちゃくちゃなので、その中に混ざって話していると、全然恥ずかしくないし、違和感がないのです。

 

ですので、最初の中国語レベルが高くない段階から日常会話にストレスなく入っていけるところか皆さんが「あなたなんでそんなに中国語上手なの?」といってくれますよ。

 

ここは中国語学習のいいところだと思います。

 

中国語が難しいと感じるのはなぜか?【イメージ】

中国語が難しいと感じるのは、日本のメディアから流れてくるイメージの影響が大きいと思います。

 

日本で一番多く見かけるのは、前述したようなテレビで放送される、中国のニュースキャスターや、報道官がすごい勢いでマシンガンのように話しているイメージです。

 

何も知らない方にとってはものすごい細切れな音の羅列で、マシンガンのようで、意味が分からないから、余計に難しそうだという印象を与えてしまいます。

 

また、発音の抑揚が激しいので迫力が加わり、圧倒される感じが「難しい」という印象を助長してしまっていると言えます。

 

そして、もう一点、私たちが勉強するのは中国語の普通話(プートンホワ)すなわち標準語なのですが、日本ではこの普通話と広東語の両方がメディアから入ってくるので、脳に難しいイメージをインプットさせている要因にもなっています。

 

先ほどから話している、中国のニュースキャスターが話している言葉がいわゆる外国人が学ぼうとしている、中国語(普通話)で、中国のカンフー映画やそれをお笑い芸人がまねたりする言葉は広東語なのです。

 

この2つの中国語が日本では区別なく流され、知らず知らずのうちに混乱していて、難しく感じさせているのは間違いないでしょう。

 

中国語習得のコツ【さわりだけ】

中国語習得の方法はまた、別の記事で詳しく紹介していく予定ですが、今回はさわりだけお話しします。

 

中国語習得のコツは、ズバリ日本語の50音に相当する中国語のピンインという発音を集中してマスターする事です!

 

日本語の発音は基本全て50音で発せられ、発音のバリエーションがとてもに少ない言語といえます。これは日本の文化を象徴していて、「以心伝心」、「空気を読む」、「察する」、など言葉以外の方法で相手に何かを伝えるようとする独特の言語と言えます。

-50音の発音表-

50音表を見ていただいたらお分かりのように非常に発音のバリエーションが少ないです。

この少ない50音を使って、日本人は英語や中国語を発音しようとするので、上手く伝わらないのです。 英語は特にカタカナ英語という日本人が作った英語があるのでそれをそのイメージで使ってしまうとぎこちない英語となり、相手にも伝わりづらくなってしまいます。

 

では次に日本語の50音に相当する中国語の「ピンイン」の発音表を見てみましょう!

-ピンイン-

いかがでしょうか?

見てもピンとこないかと思いますが、日本語の50音に比べて発音の種類と数が全然違うのはお判りいただけると思います。

これを見てこれは無理だと挫折してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、その通りもちろんこの発音の習得はとても難しいです。

特に小さいころから50音しか発音してこなかった日本人にはそもそも発音したことのない発音が多く、舌をたびたび噛んでしまうかもしれません。

ただ、裏を返すとこの発音さえ最初にマスターしてしまえば後は拍子抜けするくらいに簡単に話せてしまいます。

長く勉強しても上手くならず挫折してしまう人はこのピンインの発音を習得せず、あいまいにしたまま次に進んでしまっているため、自分流の中国語になって相手に伝わらず、結果自信を失っていくパターンがほとんどなのです。

 

まとめ

今回は中国語は難しくないことをお伝えしたくて記事を書きました。

 

日本で目にする、中国語を話すニュースキャスターのイメージに混ざって香港映画やそれをまねるお笑い芸人の情報が入り、特に発音の早さに圧倒され、難しいというイメージを植え付けられてしまっていることがおわかりいただけたかと思います。

 

正直、日本語の方がよっぽど難しいと思います。 言葉の語尾が状況で変化するし、丁寧語、尊敬語、謙譲語をシチュエーションによって瞬時に使い分けないといけないですし。

これは難易度高いですよ。

 

今後、中国語学習について深堀をした記事をアップしていきたいと思いますので楽しみにしていてくださいね!

  • この記事を書いた人

かつひろ

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